今さらですが、投資信託とは。その2 しくみ
たった一種類の投資信託を購入したとして、
投資家である自分以外に、
複数の関係者がいることをご存知ですか?
投資信託は、
複数の投資家から集めたお金を、
専門家が管理・運用します。
まずここで出てくる「専門家」とは。
”受託者”と呼ばれる金融機関です。
実際にお金や財産を保管・管理します。
信託銀行など、信託業務を営む金融機関が担当します。
これが一つ目の関係者。
ところが、”受託者”である信託銀行などは
自分でそのお金を運用するわけではありません。
”委託者”と呼ばれる投資信託会社があり、
投資信託会社の指図に従って、
信託銀行などが運用します。
ここで出てくる”委託者”が、2つ目の関係者。
それから、もう一つ。
投資信託会社は、
あまり自分たちでは投資家に販売をしません。
たいてい、販売は、
証券会社、銀行、保険会社、
農協、郵便局などの金融機関が担当します。
これが3つ目の関係者です。
まとめると、
販売担当の証券会社などが投資家に販売し、
↓
集まったお金は、投資信託会社の指図に従って、
↓
信託銀行などが行う。
ややこしくて、ごめんなさいね。
でも、こうして関係者が
役割分担しているおかげで、
悪いことはしにくくなっています。
手数料面では、損ですが。