差額ベッド代って、結構かかるんでしょ?
●差額ベッド代が高いそうだけど、考えなくていいの?
入院したら高い差額ベッド代がかかって、
とんでもない自己負担になった、
などという話があります。
差額ベッド代とは、
個室料、特別室料などとも呼ばれ、
1名当たり6.4uが確保され、
カーテンやついたてなどでプライバシーが保て
少なくとも、個人用の私物の収納設備、
個人用の照明、小机など及び椅子、の設備がある
4床以下の部屋に入った場合
請求される料金です。
食事代同様、保険が適用されない、
(つまり全額自己負担となる)差額ベッド代は、
50円/日〜21万円/日まで様々。
21万円なんてのは、一部の有名ブランド病院ですし、
差額ベッド代がかかる病室の中では、
5250円/日以上の部屋は、
全病床約143万床のうち、8万床で3.3%程度。
まずは胸をなで下ろしてよいのでは。
そして、基本的に患者が希望しない場合や、
治療上必要があって使用する場合、
病院は料金を請求できないことになっています。
(厚生労働省通達)
もう一回胸をなで下ろしましょう。
自分が望んでもいないのに、入るよう言われた場合、
きちんと説明を求めたほうがいいでしょう。
でも、病気やケガでパニックになっているときに、
冷静な判断、検討をするのは大変だし、気が重いことです。
本来はいらないものですが、
安心を買うという意味で、かつ、家計に余裕があれば、
差額ベッド代も考え合わせて
保険加入なさるとよいでしょう。