収支把握１４ その他の支出
その他の支出の総額は
これまでまとめてきた情報で計算できます。
計算式は次のとおり。
その他の支出総額 ＝ 収支把握５で計算した、年間総支出金額
− （住宅費＋教育費＋保険料＋一時的支出＋社会保険料＋税金＋基本生活費）
”その他の支出”は余裕があれば多く使っている部分で、
節約に目覚めたときには
削減対象となる可能性が大きい部分とも言えます。
総額がわかったところで、
その他の支出に含まれる支出項目について、
できるだけ書き出してみましょう。
その他の支出に含まれる支出項目例は次のとおりです。
＜その他の支出に含まれる、支出項目例＞
・慶弔費
・携帯電話代
・パソコン関連費
・新聞代
・美容室代
・外食費
・交際費
・小遣い
・車関連費（下記参照３）
・レジャー費
・雑費（他の項目に該当しないもの）
参照３ 車関連費 ： ガソリン代・車のローン・自動車税・車検等点検代・駐車場代など。
但し、保険料除く
レシート、支払明細があればそれを見たり、
年間の頻度はどれくらいか見当をつけて概算したり、
なんらかの方法で年間金額を出してみましょう。
どうしてもわからなかったら、何十分も悩んでいないで、
とばして次に進めましょう。
年間金額が出たら、
表計算シートに入力してください。
ここまでで把握できない金額は、・・・使途不明金です。
次の式で出しましょう。
使途不明金 ＝ その他の支出総額 − 判明した”その他の支出”の金額
※使途不明金がマイナス！？の場合
ここまでに入力した支出が多すぎるようです。
その他の支出に限らず、これまで出してきた費目のうち、
正確な金額がわからず多く計上している費目がないか、
見直してみましょう。
正確か、おおまかか。
違いはあってもすべての費目について調べ終わりました。
これが終われば峠を越えたようなもの！
まだ支出をまとめただけだというのに
峠を越えたなんて大げさに聞こえるでしょうか？
でも本当です。
収支の把握が最も大変な作業なんです。
たいてい収支の把握でもたもたして
「ま、いいか。なんとかなってるし」となってしまいませんか？
おおまかであっても、
ここまでこぎつけたあなたはすごい！
次からの作業は、それほど大変と感じないでしょうし、
楽しい作業になるでしょう！
現状を把握することが、未来を豊かにする第一歩。
その一歩を踏み出せたというわけです。
お次はこちら。
収支把握１５ ポイントまとめ
住宅費、教育費、保険料・・・その他の支出まで、
入力するだけで自動計算され、費目ごとの支出比率がグラフ化される
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また、これらの表は必要に応じて連繋し、
家計の緊急時耐久度チェック、家計の財産バランスチェック、
ライフプランをもとにした貯蓄額の検討時などに
生かされるようになっています。
これらの行き届いた表を作りこむ必要がありませんので、
入力する数字をまとめることに集中できます。
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それでも入力する金額をいくらとしたらよいか、
迷ってしまうような場面がある場合も。
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保険の死亡保障、医療保障の具体的目安の紹介や
基本生活費の参考金額などを掲載しています。
貯蓄額検討の参考となる、望まれる貯蓄比率や
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このような情報により、判断に迷うことをなくし、
挫折しないように工夫されています。
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